高齢者が転倒した時の正しい知識!整形外科だけじゃ危ないんです

こんにちは、オンリーワン賢者・運営者のやはりオコメです♪

 

高齢化が進み、多くの家庭で病院に行くことが日常的なことになりました。

特に日本では保険制度が整っている為、だれもが体調不良のとき気軽に病院へ行けます。

 

熱、腹痛、腰痛など多くの症状がありますが、1番起こりえるのは「転倒」ではないでしょうか?

単純に「転んだら整形外科」と思っていると命に関わります。

 

転倒した時に確認すべきポイント、何科を受診すべきか覚えておきましょう!

 

確認すべきポイントと受診科目

転ぶといっても理由はいくつもあります。

 

重要なものは3つあります。

1.めまい

貧血ではない方が酷いめまいで転倒した。

 

そんな時は「どんなめまいだったか」覚えておいて下さい。

転んだのが御家族であれば聞いて下さい。

 

貧血気味の方でいつもと同じように「クラッ」と来たのであれば貧血でしょう。

 

しかし、「世界がグルグル回っている」という状態だった場合、吐き気もあったと思います。

 

このような方は三半規管の異常を疑ったほうがよく、整形外科で怪我を診てもらってから1度耳鼻科の受診をおすすめします。

 

メニエール病という難病かもしれません。

 

その場合には少ないですが「めまい外来」という専門病院を受診するといいでしょう。

2.意識消失

意識を失って転倒。

 

これは誰が見ても「ヤバいんじゃ?」と思うでしょう。

 

意識消失は主に血圧が上がった場合と、脳に異常が起きた場合に起こります。

日本高血圧学会では140/90mmHg以上を高血圧と定めています。

 

高血圧だと脳血管にも負担がかかります。

それで脳出血を起こすと一時的に意識消失します。

 

声をかけても起きません。

 

ところが大丈夫そうにも見えます。

 

寝ているように見えるんです。

なぜならこの時「いびき」をかいている場合があるのです。

 

ですがこのいびきをかくというのが脳出血の決め手になりますので、意識消失して転んだ際、いびきをかいていたらまず脳神経外科を受診して下さい。

 

というかすぐに救急車を呼んでそのことを伝えて下さい。

3.滑って転倒、踏み外して転落

1番くせ者なのがコレです。

 

転倒・転落はよくあることですが、ぶつけた所に意識が行きがちです。

 

しかしまず!

 

頭をぶつけてないか確認して下さい!

 

意識消失と同じで頭を強くぶつけていると脳に異常が起きます。

 

症状としては「吐き気」が起きます。打ち所によっては「しびれ」も起きます。

 

ぶつけたかわからない、吐き気もしびれもない。

そんな時は血腫(けっしゅ)がないか確認してみて下さい。

 

血腫とは血がたまって腫れた部分のことです。

これを探してぶつけてないか確認しましょう。

 

転倒した時はまずアタマ!これを忘れないで下さい。

救急車・病院で必ず伝えること

転倒したとき、救急車を呼んだのであれば救急隊に、直接病院に行ったのであれば問診票に、上の症状を参考に次の4つは必ず伝えて下さい。

 

①転倒したときの状況

②頭をぶつけてないか

③ぶつけた所の状態(変形、腫れ、内出血、動かせるかなど)

④それ以外の症状(上参照)

 

意識消失・吐き気などの症状を確認せず整形外科に行くと、専門外なのでぶつけた所しか診れません。

 

むしろ、「救急車を呼びますのでまず脳神経外科に行って下さい。そこで異常がなければそのあとみます。」と言われるでしょう。

 

転んだだけでも命に関わることになりえるのです。

さいごに

お疲れ様でした!

 

転んだときは、「いーってえ〜(泣)」でおわりがちです。

 

しかし症状によっては命に関わる可能性もあります。

 

いーってえ~で済んだらむしろラッキー!「それで済んでよかった」なんです!

 

健康な方もですが、特に高齢者の方は気をつけて下さい。

 

転んだ時は「めまい・意識消失・吐き気・頭をぶつけてないか」まず確認!

 

お読みいただきありがとうございました!

オンリーワン賢者・やはりオコメ

 

【合わせてこちらもどうぞ!】

この記事は読んだ人はこんな記事も読んでいます