こんにちは、オンリーワン賢者・運営者のやはりオコメです♪
これまでポジティブになる方法は様々な分野で研究されてきました。
その中で、〝ネガティブになる理由とポジティブになる方法″を感覚的なものではなく、科学的根拠をもって解明した分野があります。
それが「脳科学」です。
結論からいうと、ポジティブな心を手に入れるには「ポジティブに考えられる脳を育てる」しか方法がありません。
ポジティブ脳を育てるには「考え方を変えると自分にどういう変化が起きるのか」知ることと、「どういう体の使い方をすれば気分が上向きになるか」知ることカギになります。
‶考え方により起こる変化″と‶体の使い方″を解説します。
ポジティブな心を手に入れましょう!
ポジティブな人とネガティブな人は脳の構造がちがう
最初に理解しなければいけないのは「考え方を変えると自分にどういう変化が起きるのか」ということです。
脳科学で面白い研究報告があり、「ポジティブな人とネガティブな人は脳の構造が違う」という報告があります。
報告内容によると‶ポジティブな考え方をしたときとネガティブな考え方をしたときの脳波を測定したところ、脳内で電気信号の通り道が違い、より多くの信号が通った領域の脳が育つ″ということです。
脳は情報が入ると電気信号に変換して、その内容を考える担当領域に送ることで思考を始めます。
電気信号を送るには、思考するか体を動かす必要があり、2つを同時につかってポジティブ脳を育てる代表的なものに楽器とスポーツがあります。
練習するのは勝つためであり、もっと上手くなりたいというポジティブな負けん気からで、プロの演奏家やアスリートの大半はポジティブです。
練習すればするほど上達する理由は、体が鍛えられて動かせるようになること以上に〝どういうメンタルでいればパフォーマンスが上がるか・どういう風に身体を使うか、これを繰り返し考え、動かすことにより何度も同じ電気信号が送られ、その行動をとったり、感じとることに適した構造に脳が変化したから″です。
バイオリニストは左手の指の感覚に関与している脳の部分が大きいことがわかっており、オリンピックで金メダルをとるトップ選手はその時その時にパフォーマンスを上げるために必要な部位が活性化することがわかっています。
つまり、より良くするにはどうすればいいか考え・どう体を使うべきか何度も試行錯誤しているときの意識がポジティブなため、結果的にポジティブ脳を育てたということです。
話を戻し、先に上げた報告書でもっとも重要な内容は「深く思考したり、体を使ったりしなくても、普段の何気ない考え方で送られる信号でも脳は育つ」ということです。
かみくだいて言うと、ポジティブやネガティブな感情からくる余韻によって送られる信号でも脳は育つのです。
例えば、大雨の日に「うわぁ~、こりゃあ会社着いたときには靴びしょびしょだな(へこみ)」というとき、視覚から入った情報で〝雨が降っている=濡れる=ネガティブな気分になる″というのは多くの方にわかって頂けるはずです。
しかしその後、そのネガティブな気分のまま「あぁ~、最近なんも良いことないなぁー」など、気分に引きずられて何気ないことを考え続けていると、何気なく考えたその情報でも脳のネガティブ領域に信号が送られてネガティブ領域が育つということです。
これはポジティブ領域にも同じことが言えます。
つまり、ポジティブになるには無理矢理にでもポジティブに考え、ネガティブに考えているときは意識的にポジティブに考え直す。これを繰り返してあなたのポジティブ脳を育てることが必要になります。
先程の雨の日で例えると、
- 雨が降っている=車で通勤している人が多くなる=電車空いてるかな!
- 雨が降っている=今日は車で行こう=誰も見てないし車の中で歌ってストレス発散しながら会社に行こう!
など、自分で自分を盛り上げるために積極的になるとポジティブ領域を鍛えることができます。
そして、ポジティブ脳が育ってくると考えること自体が自然とポジティブになります。
私が実践した時の主観になりますが、最初は違和感を感じます。
ネガティブな思考をしているとき意識的にポジティブに考え直すと、頭の中で使っている場所(電気信号の通り道)が確かに変わった感覚があるのです。
この切り替わる感覚は2週間程でなくなり、私の思考は意識的に考え直さなくても思いつくものが自然とポジティブになりました。
それからは失敗して誰かに迷惑をかけるといった〝反省すべき時″以外でネガティブになったときは、この方法を使うことで余韻に引きずられることなく基本ポジティブよりでバランスがとれるようになりました。
ポイント
①ポジティブ・ネガティブは『脳内で送られた信号の量によりどっちの脳が育っているかで決まる』。
②必要のないことでネガティブ思考をしているときは『無理矢理にでもポジティブに考え直す』。
③何年も継続しなくても『2週間で変化する』。
どういう体の使い方をすれば心がポジティブになるか理解する
次に理解すべきなのは、「体をどういう風に使うと、心はどういう反応をするのか知ること」です。
いきなりですが、猫背でお尻と足を前につき出した座り方をしてみてください。
楽ですよね?このとき心はどう感じていましたか?
身体に緊張感がなくなったのと同時に心も緩んだはずです。
今度は逆に姿勢を良くして座ってみてください。
体に緊張がでると意識がシッカリしたでしょう。
試して頂いたように、私達の心は体(筋肉)の使い方と連動して動くようにできています。
このとき表情はどうだったでしょうか?
もう一度姿勢を悪くして、良くして比べてみてください。
筋肉を緩めると表情もゆるみ、緊張させるとキリッと引き締まることを実感できます。
今度は「姿勢を悪く・表情はキリッと」してみてください。
頭と体が連動していないような違和感がありませんか?
逆も同じように感じます。
体を使って心をコントロールするとき、全身で1番影響力が強いのは表情です。
- ネガティブなときは頬が下がっていて、ポジティブなときは頬が上がっている。
- ネガティブなときは目元が緩んでいて、ポジティブなときは目元に力がある。
- ネガティブなときはあまり笑わず、ポジティブなときは微笑んだような表情になる。
心をポジティブにする特徴を理解しておけば、心が沈んでいるとき表情を変えるだけで心をポジティブよりに戻すことができます。
これはいつでも使えるテクニックなので、ネガティブな自分を変えたい方は覚えておいてください。
体と心の連動を体感して頂いたのは、ネガティブからポジティブに考え直すとき、体がキリッとした状態の方がポジティブになりやすく、何気なく思いつく思考までもポジティブよりに出来ることを実感して頂くためです。
再度わたしの主観ではありますが、体と表情は5:5程の割合で心に影響します。表情だけで5割、首から下全体で5割です。
例えば、面倒だけれどやらなければいけないことがあったとき、‶頬が下がり目元に力はなく姿勢が悪い″という状態だと「うゎー、やりたくねぇ~」と心はそのままネガティブに引っ張られてしまいます。
しかし‶微笑んで目元に軽く力を入れ、姿勢を正し体に緊張感をだす″と「よっしゃ、やってやる!」とポジティブに取り組むことができます。
基本的に筋肉は緩めると(姿勢を悪くすると)ネガティブ、緊張させると(姿勢を正すと)ポジティブに引っ張りやすくなります。
首から下は体幹を鍛えると脱力しながら適度に緊張感をもつことができるので心のバランスがとりやすくなります。
表情は笑顔というより、微笑んで目元に軽く力が入っているくらいが丁度いいバランスをとれます。
体と心の連動は科学的な研究報告が存在しないのですが、「3大幸福論」と言われる古典で〝思考と体の使い方に対する心の反応″が経験則としてまとめられています。
3大とは、「ヒルティ・ラッセル・アラン」の3著者のことで、とりわけアランの書いた幸福論は日常的に使えるテクニックが多く記されています。
ポイント
①『筋肉の動きは心と連動する』。
②心は筋肉に適度な緊張感があると『ポジティブ』、緩むと『ネガティブ』に動く。
③1番影響力があるのは『表情』、『心の50%』は表情の変化でコントロールできる。
④体の使い方を知る意味は、『体を使って心をポジティブにし、何気なく思いつく思考までもポジティブなものにするため』。
「理想とするポジティブな人」のイメージがあれば脳の成長は加速する
脳には「現実と想像の区別がつかない」という特徴があります。
頭の中で想像したことに対しても脳は実現しようと思考をはじめるのです。
この特徴は様々なことに応用できます。
- ダイエットをするとき、3ケ月後の体型を毎日想像する。
- 1年後に自分はどんな生活を送っているか想像する。
すると、脳はそのために必要な情報を収集し、行動をうながします。
そして、このイメージは具体的であるほど効果が高いという研究結果がでています。
これをポジティブ脳を育てることにも応用します。
一口にポジティブと言ってもいろいろなタイプがありますが、あなたはどんな風にポジティブになりたいですか?
- どんなことを言われても明るく笑い飛ばせるタイプ
- 間違っていることを言われたらきちんと自分の意見を言える真っすぐなタイプ
- どんな逆境でも怖気づいたりしない勇敢なタイプ
3つの特徴すべて持ちたいと思うかもしれません。
〝なりたい理想の自分″が見えてきたら、そのイメージに近い人を想像してください。
職場の先輩・親友・憧れの人。
現実にいなければアニメやゲームのキャラでも大丈夫です。
大事なのは理想をイメージできることです。
- あなたがネガティブになったとき「理想の自分ならこう考えるはず・こういう行動をとるはず」
- やりたくないことがあったときは「理想の自分なら面倒くさがる気持ちを笑って押し殺す」
こういった理想の自分が取るであろう選択を真似することで脳は実現しようとし、成長を加速させます。
‶あなたがなりたいポジティブな自分″について考える時間を取ってみてください。
「ポジティブに考え直すこと・体の使い方で心をコントロールすること」を続け、「理想とする自分」に近づく努力をすれば、ただ前向きなだけのポジティブではなく〝痛みや苦しみを背負ったうえで笑っていられる本物のポジティブ″を身につけることができます。
ポイント
①成長を加速させるには『理想とするポジティブな自分』を『具体的に』イメージすること。
②イメージができたら、『生活の中で理想の自分がとる思考・行動』を考え、真似する。それにより脳は『理想を実現する行動をうながす』。
さいごに
お疲れ様でした~!
ポジティブというのは大人になると誰もが憧れます。
社会にでて物事を論理的に考えられるようになり、現実の厳しさを知り、自分の実力を知ると、その重さに心が萎縮してネガティブになってしまうからです。
ゆえに、「それでも明るさを失わない、周りを明るく照らすその強さ」に憧れます。
大人になるうえでネガティブは必ず通る道なんです。だから、もしあなたが今ネガティブだとしても自分を責めないでください。
「大人になるために頑張ってるんだな」って、むしろ自分を褒めてあげてください。
無意識にでもポジティブになることを諦めたくない心があなたにあるからこそ、ネット検索し、今このページを読んでいるんです。
そしてそれは、あなたの周りの人に対する優しさから生まれています。
もし自分のことしか考えない人であれば、明るかったとしてもそれは親御さんがいる子供と同じ、甘えられる環境にいるから生まれる明るさです。
いまネガティブであるということは、あなたがもう〝物事の本質・現実をとらえられる目″を持っている証拠です。
次はその目をもったままポジティブになる段階です。
自分の脳を育てていけば必ずポジティブになり、理想に近づけます。
あなたならできます。頑張ってください。
お読みいただきありがとうございました!
オンリーワン賢者・やはりオコメ
👇ポジティブ脳の育て方を詳しく知りたい方はこの本を読もう!👇
昔の同級生、「脳科学者の由美」と「すっかりさえないサラリーマンになってしまった光一」が久しぶりに出会い、脳科学的に光一を‶出来る男″に変えていく物語。
脳に良い食事・体型・睡眠・考え方・・etc。そして幸せとはなにかを追及していく。
小説のような硬さがなく、漫画に近い読み口でポジティブ脳の育て方を総合的に学べます。