2030年までに身につけておきたい技術と知識(1)

こんにちは、オンリーワン賢者・運営者のやはりオコメです♪

 

グローバル社会と言われてから随分たちましたが、日本は国境のない島国であるためグローバル化したことはわかっていても、実感がもてない為それがどういう影響を及ぼすか他の国のように考えることがありません。

 

ところが、ついに日本にも「何とかなると思ってた」では通用しない時代が2030年までにきます。

なにが起ころうとしているのか?いまやるべきことは何か?

 

10年後の自分の可能性を広げるために理解すべき事と、早いうちに身につけておくべきスキルを2ページにわたって解説します!

 

これからも真っ当な生活を送りたい方は是非最後まで読んでみてください。

【1ページ目のテーマ】
2030年までに起こる変化について

 

2ページ目のテーマ
変化を理解したうえで身につけておきたい技術と知識について

 

※ページ数をクリックするとそのページを見れます。

なにが起ころうとしているのか理解する

結論からいうとグローバル社会に終わりが来て、新しい時代が来ようとしています。

それも、良くも悪くも革命的な変化を起こす時代がきます。

 

まず〝どんな時代が終わろうとしているのか″、グローバル社会に起こった変化について説明します。

 

グローバル社会とはそれぞれの国が持つ経済・文化・社会性で国家間の境界をなくし、地球全体として活動することを目的にした動きです。

1991年大晦日にソビエト連邦が消滅したことにより、1992年元旦・アメリカが世界で最も力のある国になったことが本格的に動き出したことが始まりになります。

 

〇〇社会というのはその時代の幕開けを象徴してそう呼びますが、その時代が人々に浸透し、当たり前になると人は新しい思想に移ります。

そして1つの時代が役目を終え、新しい時代の幕開けとなり歴史はつくられてきました。

 

2030年までにその移り変わりが起きようとしているのですが、今回の変化は「へぇー、そうなんだぁ~」と他人事ではいられないだけの変化が起きます。

 

グローバル社会といわれたとき「それじゃあ英語が必要になるね!」と、会社員の多くは通勤電車で英語の勉強をはじめました。

しかしそれも最初の内で、「なんだぁ~勉強しなくても大丈夫そうじゃん」とわかると一気に勉強する人はいなくなりました。

 

しかしそれは〝そのとき″大丈夫だっただけで、グローバル社会は水面下でちゃくちゃくと進んでいました。

日本より安い賃金で雇える人材を海外から連れてくる企業がどんどん増えていったのです。

 

海外から来る日本より物価の安い国で生活する人たちは、日本の3分の1の物価・給料で暮らしています。

逆に言えば、日本で稼いだお金の3分の1を祖国に送れば、家族を養えるだけのお金になるのです。

なので彼らは日本でより多くのお金を稼ぐことに本気です。

 

都会に住んでいる人は良く目にすると思いますが、コンビニや飲食チェーン店など、日本語が話せればできる仕事にはもう海外の人がたくさん雇われています。

工場では労働者の3分の1はすでに海外の人達です。

 

そしてこれからは、日本人から見ても「安定・高給料」の仕事に海外の人材をとりいれる動きが活発になっていきます。

 

例えば、私の知っている総合病院では、看護師の3分の1をベトナムから雇う動きを〝2025年まで″に実現しようと動いています。

これは、ただでさえ人材不足の看護師という職業で、これからの後期高齢化がピークを迎えたとき対応できるようにするには当然の動きです。

 

いまは「子育てで1度現場を離れたかたの現場復帰を応援します!」と院内にポスターを貼ったり、ハローワークなどのネット広告に募集をだしてつないでいますが、ベトナムから安い給料で多くの人を雇える仕組みが完成すれば必要なくなります。

 

日本人を5人雇うのとベトナム人を6人雇うのが同じ経費で済み、働きたい人がたくさんいるのであれば、経営者は長い目でみてベトナムとのパイプラインをつくるのは当然なのです。

 

また、日本人の良いところなのですが外国人に対して差別や偏見がありません。外国ではそれぞれの国に対してまだ差別や偏見がありますが、日本は昔からどの国・どの人種に対しても友人のように親切に接してきました。

 

私はこういうところを本当に日本人の良いところだと思っているのですが、裏を返せば、誰にでも変わりなく親切に接する日本人のお国柄は、これから現場でベトナム人看護師を育て、そのベトナム人が新しく来たベトナム人看護師を教育できるプラスのループを病院に生むことができます。

 

つまり、「能力が優秀で部下を育てらる日本人」以外現場にいらなくなるのです。

 

「日本語のレベル・看護師としての知識・技術」も病院の基準でテストし、合格した人のみを雇うそうです。

さらに彼らは英語も話せますので、より経営者にメリットがあるというわけです。

 

病院を例に上げましたが、この〝海外から安い賃金で労働者を雇えるようにする仕組みづくり″がグローバル社会で起こった1番の変化です。

 

そして本題は‶その時代が終わろうとしていること″

 

簡潔にいうと、「さまざまな職業で海外から日本人より安く・優秀な人材を確保する仕組みは完成した=グローバル時代にやるべきことは終わった」から、「これからの課題に目を向けよう=次の時代に移ろう」というときが目前まで来たということです。

ポイント

①グローバル社会が終わろうとしている。グローバル社会最大の変化は『海外から優秀な人材を安い賃金で雇える環境を完成させたこと』。

 

②これからはコンビニ・飲食チェーン店など、誰でも出来る仕事だけでなく『日本人から見て安定・高給料の仕事でも海外の人材が使われる』。

 

③今後会社に必要な日本人は『優秀・部下を育てることができる人』、海外からきた人材は『英語・日本語ができ、能力も優秀』。

なぜ2030年なのか?

1つは「オリンピック」

2つめは「後期高齢化ピークのはじまり」

大きく分けるとこの2つになります。順番に説明します。

 

1・オリンピックによる経済効果と影響

2020年の東京オリンピック、楽しみですがそれによる経済効果と影響を忘れてはいけません。

 

オリンピックが開催されることで日本には大きな経済効果が生まれます。

簡単に言えば外国からたくさんの人が集まるので日本は儲かります。

 

しかし経済効果が生まれるということは、裏を返せば〝ビジネスチャンス″なわけです。

そしてそのチャンスに目を向けるのは日本人だけではありません。外国の企業も目を向けています。

 

純粋にオリンピックを楽しみにくる人と、どういうビジネスをすれば日本で儲かるかという目線でくる人がいて、その目線はオリンピックのときのみではなく今後の日本に目を向けたものです。

 

京都は毎日のように外国人であふれていますが、いまは山口県や石川県など地方も海外とドンドン直行便がつながっていることを知っていますか?

 

田舎の昔ながらの日本らしさを見にくる外国人が増えているんです。

そして日本は過疎化(都心に人が集まり地方には人がいなくなる現象)が進み、地方では多くの一軒家が売りに出され潰れています。そしてその土地を中国人が買っています。

 

皆さん知ってのとおり、日本の文化や風景は海外の人たちにウケがいいです。

今回のオリンピックで〝海外から旅行にきた人にはどんなビジネスをすれば儲かるか″が見えます。

そうなれば多くの国が地方の土地を買って、外国企業によって第2・第3の京都が生まれます。

 

地方で地元の日本人とビジネスで来ている外国人の両方でお店をまわすので、観光にくる外国人からすれば「田舎で本来の日本らしさにふれられて、外国人が共存している風景も見れる!」と万々歳です。

 

これは外国人がくることを否定しているわけではありません。プラスの経済効果が生まれるのでむしろ歓迎することだと思っています。

 

問題なのはグローバル社会のことも含めて、「先をみすえて自分が今どういう技術を身につけなければいけないかを理解し、歯を食いしばってでも技術を身につけるために行動をおこす日本人がほとんどいないこと」です。

 

日本の観光業界は2030年に訪日客数6000万人・消費額15兆円と目標を表明しています。

これは今までにない高い数字で、上記内容を踏まえて行動をおこせば達成できるという〝これからの現実″に目を向けて掲げられた数字です。

 

2020年にオリンピックが開催され、2030年に向け本格的にビジネスが始まれば、全国でついに日本人も日本語だけでなく、共に働く外国人とコミュニケーションをとるために英語が必要になります。

 

2.2030年が後期高齢化ピークのはじまり

まず、WHO(世界保健機構)による高齢化社会の定義をあげます。

高齢化社会
高齢化率:7%~14%
高齢社会
高齢化率:14%~21%
超高齢化社会
高齢化率:21%以上
※高齢化率:総人口における65歳以上人口が占める割合

日本は1970年に7.1%で高齢化社会、1995年に14.5%で高齢社会、2007年に21.5%で超高齢化社会になりました。

高齢化社会へ突入してからわずか37年で超高齢化社会に進んだ国は、世界でも日本だけであり、その勢いはこれから数十年とまることはありません。

 

2015年における日本の総人口は約1億3000万人。そのうち65歳以上の高齢者は約3400万人で、高齢者の比率は26%を越えています。

世界の先進地域における高齢化率は17.6%(内閣府調べ)なので、世界でもダントツで高い数値となっています。

 

そしてそのピークの始まりが2030年になると国で予想が発表されました。

2030年における日本の総人口予測は約1億2000万人と1000万人減少しますが、その内の31%にあたる約3700万人が65歳以上の高齢者となります。3人に1人が65歳以上の高齢者ということです。

 

これは1970~1980年代、バブル崩壊までの日本にお金があった時代に起きた「ベビーブーム世代(子供がたくさん生まれていた世代)」が65歳を超えるのが2030年なことと、平均寿命が80~90歳と急激に伸びたことからきています。

 

ここで「国立社会保障・人口問題研究所の発表した今後の年齢層別に見る人口の動き」を見ます。

2015年では超高齢化社会は進んでいますが、15~64歳の生産年齢人口(働ける世代)も多く、とくに働き盛りの40代がもっとも多く100万人になっています。ここがベビーブーム世代の出生ピークです。

50代も90万人と、20代の60万人より多くなっており、15年後の2030年に65歳を迎えピークが始まります。

このとき20代だった人が働き盛りを迎えます。

 

25年後の2040年、ベビーブーム世代が65歳を迎えると同時に、80~90代の割合も2015年と比べて大きく伸びています。逆に生産年齢人口は先細り、働き盛りの40代が60万人と大きく減っています。

 

さらに25年後の2065年、総人口自体が大幅に減り、65歳も60万人と落ち着きます。しかし、70~90代の割合は2045年よりも伸びています。一方で生産年齢人口の減少はさらに進んでいます。

 

見て頂いたように今後の日本は超高齢化社会から‶超後期高齢化社会″になっていきます。

 

日本は健康保険をはじめ社会保障が手厚い国ですが、全てを税金でまかなっており、働ける世代の生活保護も増加の一途をたどっています。

 

これを支えるだけの税金をまかなうには働いている世代の負担額が増えるのは分かりきっています。

しかし、先に話したようにこれからは海外の人材を使う動きが活発になり、海外の企業がどんどん入ってきます。

 

自分の生活を守るためには、1人1人が2030年までに海外の人材に負けない知識と技術を身につける必要があるのです。

ポイント

①2020年のオリンピックでは、世界中がビジネス目線も持ってみる。『日本は多くの土地が売りに出されている』ため、『海外企業は好きな場所でビジネスをはじめられる環境が整っている』。

 

②海外企業が観光業界に参入し『全国で第二・第三の京都』が生まれ、『英語でのコミュニケーション』も必要な時代が来る。

 

③2030~2100年は超後期高齢化社会になるため『働ける世代が不足する』。不足を補うために『海外の人材を使う動きが活発になる』。

 

⑤これからの問題に対処する方法は『先の時代を見据え、必要な能力を身につけること』。

世界中で労働者層は減るのに仕事がない人で溢れる時代がきた

先に書いたことをまとめると、

  • 生産年齢人口が減ることも後押しになり、いろんな職業で安く優秀な海外の人材を使うようになる
  • 地方に外国人と日本人が共存する街ができはじめる
  • 超後期高齢化社会をむかえ日本人の生産年齢人口は減少する

となります。

 

「海外の人材を使うから日本人の仕事がなくなるというのはわかるけど、生産年齢人口が減るのに仕事のない人があふれるのはなぜ?」と思うでしょう。

 

それは、これからはAIが多くの仕事をこなすようになるからです。

AIとは人工知能のことで、今までは人の手や頭をつかわなければ出来なかったことがロボットで出来るようになります。

 

この記事を書いているのは2018年ですが、‶現段階″で多くの仕事をAI化する実験がされています。

 

例えば「車の自動操縦」。テレビで見たことがあるでしょう。

これが実現すればバスやタクシーの運転手は必要なくなります。

 

また、介護の現場では「パワースーツ」を取り入れる動きがあります。

パワースーツとは装着することで人を楽に持ち上げられるようになる服です。

これが実現すれば老々介護(老人が老人を介護すること)が可能となり、デイサービスや介護士は少なくなるでしょう。

 

試作品はもう現場で実際に試されていますが、大きくて動きづらく、脱ぎ着するのに時間がかかるため次から次へと呼ばれる介護施設では使いづらいとの理由で試行錯誤している段階です。

しかし近い将来、もっと簡単に使えるパワースーツは必ず作られます。

 

他にも「将棋や囲碁のプロ棋士がコンピュータとの対戦で負けた」というニュースが話題になりましたが、ソフトの制作者は「プロに勝つために作ったのではなく、この技術をさまざまな分野に応用するために作った。」と言っています。

 

一手ごとに次に打つ何万手のなかから瞬時に最善の手を導き出す技術を医療につかえば、Drが患者の症状を入力するたびに考えられる病気を表示してくれるようにできるでしょう。

 

こういった今までは人の手や頭を使わなければ出来なかったことの多くが、AI(人工知能)で実現されはじめています。

 

多くの人が「事務関係は計算間違いが起きなくなるからなくなる」と予想していますが、現実にはもっとものすごい速さでいろんなものがロボットに変わろうとしています。

 

そうなれば、働けるし働きたい‶のに働けない″という人が世界中にあふれることになります。

 

とくに日本は他の国に先立って多くの分野に取り入れていかなければ生産年齢人口だけでは経済がまわりません。

日本で生活する以上、AI化の影響を考えて職業を選ばなければいつ仕事がなくなるかわからないのです。

 

国や企業が高齢化ピークを迎えるまえに環境を整える方向に動いていくことは当然ですが、私達も遅くても2030年までには「グローバル社会の終わり」と「AI化社会の始まり」に備える必要があるのです。

ポイント

①これからは『AI化時代』がはじまる。

 

②AI化時代がはじまれば、『働きたい〝のに働けない″』という人が世界中に溢れる。

 

③日本は超後期高齢化社会になり働ける世代が減るため、『どの国よりもAI化が進む』。

2030年までに起こる変化のまとめ

①「さまざまな職業で海外から日本人より安く・優秀な人材を確保する仕組みはできた=グローバル時代にやるべきことは終わった」から、「これからの課題に目を向けよう=次の時代に移ろう」としている。

 

②次の時代の主軸として視野に入れておくべきことは2つ。

  1. 2020年のオリンピック開催から外国企業が日本でビジネスをはじめ、2030年までに日本の観光業界と手をとりあい「田舎で本来の日本らしさにふれられて、外国人が共存している風景も見れる新たな観光地」が全国にできるため英語が必要になる。
  2. 2030年から少なくても2100年までは超後期高齢化社会が加速し続け、政府がいまと変わらない方針でいくと働いている世代1人1人の税金負担額がそうとう増える。

 

③次の時代とはAI化時代であり、はじまると働けるし働きたい‶のに働けない″という人が世界中にあふれる。

 

この3つが2030年までに起こる理解しておくべき変化です。

 

そして最も大きな問題は、「先をみすえて自分が今どういう技術を身につけなければいけないか理解し、歯を食いしばってでも技術を身につけるために行動をおこす日本人がほとんどいないこと」です。

 

ここまで話した内容を読むと多くの日本人は「お先真っ暗だな」ととらえると思いますが、それは誤解で、厳しい言い方になりますが「日本という何とかなるっしょを通させてくれた国で生まれた国民の甘え」です。

 

海外から優秀な人材がくるなら自分はそれ以上に優秀になれるよう努力すればいい。

超後期高齢化社会やAI化時代の加速は止まらないとわかっているなら、逆に自分はそれをビジネスに変えられるようになればいいんです。

 

幸せなことに日本はその技術も知識も世界トップクラスのものを学べる国です。

 

‶やらなければいけないこと、身につけなければならないこと″があるなら、遊びに行く時間やテレビを見る時間を減らし、お金も欲しいものに使うのではなく必要なところに使うようにすれば、あなたの未来はプラスの時代に変わるんです。

 

次の2ページ目では「この変化に対してどういう技術や知識を身につけるべきか」解説します。

読んでみてください。

 

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