こんにちは、オンリーワン賢者・運営者のやはりオコメです♪
絵画や漫画、音楽、他にもクリエイティブな仕事で成功を目指す人はたくさんいます。
夢を持つことは素敵なことです。
ただ「それで食べていく」
つまりビジネスとして成り立たせるには現実に目を向ける必要があります。
芸術家は真っすぐさゆえにビジネスとして成り立たせることに関しては夢見がちになります。
その真っすぐさは忘れてはいけません。プラスして現実を見ることも忘れてはいけないんです。
「芸術を仕事にしたい人にとって必要なビジネス的目線」について解説します!
成功する芸術家と成功できない芸術家の違い
芸術家として〝成功する人″と〝成功しない人″
1番の決め手は何だと思いますか?
答えは「需要があるか」です。
世の中で必要とされているすべての物と同じです。
クリエイティブなことを仕事にするということは、あなたの精神を現実に連れてくるということと同時に「相手のニーズに応えること」でもあります。
あなたが作った以上あなたの需要はあっても、他の大多数にとっての需要になるとは限りません。
そこに気づけるかが成功するかの分かれ道です。
そこで「あなたがやりたいことは、このままやって需要があるか見極める方法」が必要になります。
自分で見極める方法は3つあり、誰でも知っているジャンルとして音楽を使って例え、日本で成功することを前提として解説します。
1.あなたのやりたいことが住んでる国で根強い文化・歴史があるか考える
あなたが全く聞かない・良いと思わないジャンルの曲も何度も聞いていれば良く思えてきます。
そして好きになります。
これは何度も聞いたことによって「聞いた曲・ジャンル」があなたにとって身近な存在になったからです。
芸術で成功を目指す場合はこの心理を「文化・歴史」で考えてみる必要があります。
国に根強い文化や歴史があるということは、国民に何度もインプットされているので、あなたがインプットしなくても身近に感じる人が多い環境が整っている=受け入れられやすい=需要があるということです。
それをあなたのやりたいことに取り入れられるかが重要です。
例えば、国民的人気のミュージシャンは皆「POPな要素」を持っています。
世界的にも評価の高いB'z。
ロックをベースにしながら誰もが効きやすいPOP感もあります。
作曲の松本さんは自分のベースであるハードロックという激しさと、日本の音楽の流れ(歌謡曲⇒フォーク⇒POPS)の要素を曲ごとに融合させ、自分のカラーも出され、ビジネスとして成功しています。
「あなたが成功を目指す国で、多くの人にとって身近な要素をあなたの作品が持っていること」
これを考え、作品に取り入れる必要があります。
2.やりたいことが、その国の需要にあっているか考える
これは国民性が求めるものとやりたいことが一致しているかということです。
日本だと「優しさを感じれて、テンポが早すぎず、サビで一気に盛り上がる」といった曲はヒットしやすい傾向にあります。
この最たるはMr.children。
自分の表現したいことと、国での需要がピッタリ合っているタイプです。
つまり、やりたいことがそのままビジネスとして成り立ち、ありのままの自分を表現しているのでその人自身と話しているかのように感じるため人の心を動かします。
天才と言われるのはこのタイプです。
どのジャンルで成功を目指す場合でも、国民が求めるものと一致しているか考え、一致していればそのまま走り続けます。
一致していない場合は「項目1」を取り入れる必要があります。
3.作品とキャラと時代が合っているか考える
時間の流れにはその時その時の「流行」があります。
そして流行を見極めるには時代を読む力が必要です。
ビジネスにおいて時代を読むとは、「過去~現在~未来にかけてどう変わっていくか予想し、誰よりも先に提供すること」です。
それにより、未来の流行をあなたの手で作り出します。
B'zは当時の日本人が思う「ロックミュージシャンとしての見た目・カッコよさ」で、歌詞では「ダーク・エロティズムをユーモアに表現」し、曲調は「ハードロックからPOPSに移り変わる時代」に出てきたからこそトップになったのです。
もちろんいつ出てきたとしてもあれほど実力がある方達であれば売れます。
しかし、売り出すタイミングを外していたらトップにはいけなかったでしょう。
電子音楽が全盛期、この波はしばらく続くだろうという時代にハードロックをやることはできますが、ビジネスとして成り立たせることは難しいのです。
一度あなたにファンができビジネス面で成功をおさめれば、あなたの作品に心を動かされた世代は共に歳を重ね成長していくので、将来作風が変わっても「あなたがファンを大事にし、あなたならではの魅力」を失くしていない限りついてきてくれます。
ポイント
①芸術で成功を目指す場合もビジネスである以上『需要に応えるものを生み出す』。
②需要があるか確かめる方法は3つ。『成功を目指す国にやろうとしていることの文化・歴史があるか』『国民性が求めるものと一致しているか』『作品・キャラ・時代が合っているか』
もし住んでいる国に需要がなかったときは?
ここまでの視点で見た時、あなたのやりたいことがいま住んでいる国で需要がなかったらどうするか?
いまのスタイルでやりたいのであれば需要のある国で売れるよう努力するしかありません。
その為には英語が必要になるかもしれませんが、行ってしまえば覚えなければ生活に関わるので覚えるものです。
「簡単に言ってくれる」「適当なこと言って」と返されると思いますが、芸術を需要のない場所でビジネスとして成り立たせるというのはそれだけ現実的ではなく、ビジネスライクな時代なのです。
「漫画」であれば日本の方がいいでしょうが、「絵画」というのであればパリに行き評価されて初めて凱旋個展ができ日本のスポンサーが付くでしょう。
「POPS」であれば日本の方がいいでしょうが、「POPな要素を持たない純粋なブルース」というのであればテキサスに行かなければ食べていくのは難しいでしょう。
ビジネスの基本は【需要のある物で供給のない場所に行く】ということ。
芸術は自分の精神世界なので需要・供給には一概に当てはまらないこともありますが、需要がある・文化があるということは、そこがあなたのやりたいことでは最も最先端の技術を磨ける場所であり、チャンスがある場所なのです。
ポイント
①住んでいる国に需要がないときは『需要がある国で勝負する』。
②現代では『芸術で食べていくならビジネスである』という考えが必要。
芸術家にとって1番重要なこと
ビジネス的目線を解説しましたが、芸術家にとって1番重要なのは普段から魅力的であるということです。
この魅力というのは、猫をかぶるといった〝魅力的に見えるようにあなたをつくること″ではなく、心を磨くことで生み出された〝ありのままのあなたの言動が魅力的である″ということです。
カリスマ性と似ているのですが、
-
- 「使う言葉はいつも否定的、話し方はネガティブで表情がなく、感情を全く感じない、立ち振る舞いはみっともない」
- 「使う言葉はその人なりの思いやりがあり、話し方は柔らかみがあり表情がある、感情がこもっている、立ち振る舞いには自身が感じられるが謙虚」
というのであれば2の方が魅力的ですよね?
芸術家は常に「理想とする自分」をもち、近づけるよう自分を磨き続けることにより、いままで見えなかったものが見え、自分と作る作品に深みが増します。
腕を磨くことに集中しがちになりますが、表現するのは「あなたの内面」です。
内面を鍛えることは、腕を磨くことと同じく重要なのです。
自己啓発書を読んだり、日頃人と接するときに言動に気をつける習慣は、あなたの魅力を磨くことにつながります。
ポイント
「あなた」を世の中に知ってもらう方法も考える
需要と魅力について考えたら、「あなたを世の中に知ってもらう方法」についても考えます。
幸い、現代はインターネットの発達により簡単にあなたの作品を世の中に問うことができます。
- 映像の方が伝わるのであれば「YouTube」
- 画像の方が「インスタグラム」
このとき〝魅力的にみえる魅せ方″も考えます。
- あなたの作品はどう見せるとより人に楽しんでもらえるのか。
- 感じてもらいたいことを伝えるにはどうするか。
これを考えることは「あなたの鍛えてこなかったけれど成功には必要な能力」を鍛えることに役立ちます。
どう見せると楽しんでもらえか方法を考えるということは〝あなたのプロデュース力″を鍛えることにつながります。
感じてもらいたいことを伝える方法を考えることは〝あなたの強み″をあなたに教えてくれます。
いままで腕を磨くことだけに集中してきた人ほど効果がありますのでやってみてください
ポイント
世の中に作品を問うときに魅せ方を考えることは『成功に必要だがいままで刺激されていなかったあなたの能力を鍛えること』につながる。
忘れてはいけないこと
それは全てのことに自分で責任をもって生きるということです。
芸術家は真っすぐさゆえに現実的なことには無責任になりやすいところがあります。
- やりたいことだからと40歳になってもオーディションも受けず路上ライブをして仕事はアルバイト
- 俳優で成功したいがTVドラマのような演技じゃない!といつまでも劇団に所属しているだけ
これは極端に行動を起こさない人であげましたが、「いつか成功するだろう思考で戦略がない」という状態であれば現実的な考え方に変える必要があります。
「やりたいこと・表現したいことをまげてやってもそれは自分の芸術じゃない!」という方もいると思います。
ですが、目標が「芸術で食べていく」ということであれば「ビジネスである」という自覚が必要です。
いまクリエイティブな仕事で食べている人は誰もがやりたくないこともやってきたうえで有名になっています。
そして、その過程で〝やりたくないことの中にも楽しみを見つける強さ″を身につけています。
名前が売れてからその名前を使って〝本当にやりたいこと″をやっています。
無責任な生き方はあなたの人としての自尊心を無意識のうちに奪います。
- 言動が無責任
- 家賃節約のためにいつまでも実家暮らし
- 酒ばかり飲んで健康管理を全くしない
- 路上喫煙
他にも思い当たる〝みっともないこと″があれば直すよう心掛けてください。
反対に責任をもって生きることは、あなたの自尊心を鍛えます。
現実世界では身につけなければならない知識がたくさんあります。
- お金
- 健康
- 対人関係…etc
「親の世話なんて自分には関係ない。」
「お金は売れたらいくらでも稼げる。」
「まだ若いから身体に気を付ける必要なんてない。」
そんな事ばかり言って逃げている人の作るものを見たり聞いたりしたいと思いますか?
責任をもって生きることは全ての人にとって大切ですが、芸術を志す人にとってはより輝いた作品を作り出すために他の人達以上に大切なことなのです。
ポイント
①無責任な生き方は『自尊心を無意識に奪う』。
②芸術家こそ『現実的視点と全てに責任をもって生きる覚悟』が必要。
さいごに
お疲れ様でした~!
厳しい話で疲れたと思いますが芸術で食べていくというのはそれだけ覚悟と責任が伴います。
40歳で手に職が無いでは親御さんは死に切れません。
「自分の生き方に責任をもって生きてこそ本当の芸術家」です。
「俺の人生なんだから好きにやる」では自分のことしか考えていない弱さが作品に出てしまいます。
余計なお世話かもしれませんが、現実も背負った本当の強さを持った芸術家の作品は、どの分野でも圧倒的な迫力があります。
どうしてもやりたいことを曲げるのが許せないという方は、芸術とは違うことで自分のビジネスを成功させ、収入を得てからやりたいことをやればいいんです。
本当にやりたいことであればビジネスとしてやらなくてもできます。
ビジネスとしてやるなら需要に応える覚悟が必要です。
考えてみてください。
お読みいただきありがとうございました!
オンリーワン賢者・やはりオコメ