こんにちは、オンリーワン賢者・運営者のやはりオコメです♪
このページは湯シャンのすすめ『実践編』になります。
この章では【湯シャンの方法・効果】について解説します!
『配慮することの解説』
『ブラシの種類・選び方を解説』
『湯シャンに最適なブラシを紹介』
『シャワーヘッドの種類・効果を解説』
『ドライヤーの種類・効果を解説』
湯シャンの流れ
湯シャンは以下の3つの順に行います。
①ブラッシング
②お湯洗い・冷水締め
③正しい方法で乾かす
それぞれ説明していきます。
ブラッシング
湯シャンは3つの流れで行いますが、1番重要なのは「ブラッシング」です。
湯シャンのブラッシングはシャンプー・トリートメントと同じ役割
一般的にブラッシングの役割は「髪をとかし、絡まりをほどくこと」ですが、湯シャンの場合はもう1つ重要な役割があります。
それは【汚れを取り除く】ということです。
シャンプーは洗浄成分でフケや油分をとりのぞきますが、湯シャンではブラッシングで頭皮をこすることによって余分なフケを落とし、髪についた汚れをブラシの毛で挟み、とかすことによってこそぎ落とします。
ブラシで頭皮をこすることは毛穴の詰まりを取り除く効果もあります。
また、ブラッシングには〝自分の頭皮からでた油分を根元から毛先まで行きわたらせる効果″があり、トリートメントをしない湯シャンでは「自分の油分がトリートメント」になるため、しなやかな髪を保つためにもブラッシングは重要になります。
とかし方
ブラッシングで汚れを取り除くには〝いろんな角度から様々な方向に″ブラッシングする必要があります。
よって、「上から下にとかすだけでなく、下から上に、横に斜めに」とかします。
このとき注意点が1つあります。
〝必ず根元から毛先に向かって″ブラッシングしてください。
髪の表面はキューティクルで守られていますが、キューティクルは皮の付いたタケノコのようになっており、根元から毛先に向かって髪を覆っています。
【キューティクル表面図】
毛先から根元に向かってとかすと画像右のように〝自分でキューティクルをはがすこと″になります。
とかすときは必ず「根元から毛先に向かって」とかすようにしてください。
とかす回数
次に「回数」ですが、結論を言うと〝あなたが納得するまで″とかします。
髪の汚れ具合や頭皮の状態は1人1人違っているため、「何回くらい」という目安がありません。
ただ、ブラッシングをすると必ず「これでいい」という〝納得する感覚″を実感することができるのでそれが目安になります。
納得する感覚は「おちるフケが少なくなり、血流改善により頭がスカッとする」ことで実感できます。
感覚的なものは実感していただいた方が理解につながるので、〝納得する感覚″を実感してみたい方は、お手数ですが今日お風呂に入ったら〝まず″ブラッシングをしてみてください。
髪を濡らしたり湯船に浸かるまえの入って〝本当の最初″にやってみてください。
髪の絡まりをほどく為ではなく、「汚れをおとすイメージ・頭皮をこすってフケをおとすイメージ」でブラッシングしてみてください。
はがれたフケが落ちることを目で確認することができます。髪は汚れが落ちてサラサラになっていきます。
そして、ブラッシングによってマッサージ効果を得られるため、頭皮の血行が良くなりポカポカしてきます。
それにより「これでいい」という感覚がでます。
これを実感すれば自然に納得することができます。
お湯洗い・冷水締め
湯シャンにおいてお湯洗いする理由は「皮脂が溶ける温度で余分な油分をおとすため」です。
人間の皮脂は38℃位からとけだします。
〝ぬるい″と感じる温度でも溶けるのです。
お湯洗いで大切なこと
お湯洗いはシャンプーと違い「方法」と言えるほどのものはなく、まんべんなく洗うだけになります。
しかし、大切なことが2つあります。
①頭皮をしっかり洗うこと
②自分はどういう髪質が好みか知っておくこと
頭皮をしっかり洗うことはシャンプーを使っていても同じですが、湯シャンは〝洗剤を使わない″のでより丁寧に洗う必要があります。
お湯で流しながら手で洗っていると髪に油分があることを感じることができます。
食べ物の油が手についたときの手触りに似ており、根元に近いところほど油分が残っていることがわかります。
シャワーを流し続けながら〝髪の根元にシャワーヘッドを近づけて″頭皮をしっかり洗うようにしてください。
温度は湯沸かし器や、水とお湯を混ぜることで調節できるので、他に汚れ落ちを良くするためにできることは「シャワーヘッドで洗浄力を高めること」です。
シャワーヘッドはミクロの泡を含んだお湯を出して汚れ落ちを良くするもの、水圧を上げて汚れ落ちを良くするものがあります。
詳しくはシャワーヘッド編を参考にしてください。
次に髪質の好みですが、〝皮脂を多めに残してしっとりした髪″でいたい人もいれば、〝しっかり落としてサラッとさせたい人″もいます。
シャンプー・トリートメントでは「頭の汚れ・油分を洗剤で取り除き、皮脂の代わりにキューティクルをコーティングするものとしてトリートメントを使います。」
しかし湯シャンでは、「ブラッシングで汚れを取り除き、根元から毛先まで行きわたらせた皮脂を、好みの髪質になるよう残すことでキューティクルをコーティングします。」
つまり、自分のさじ加減でどのくらい皮脂を残すかによって髪質が決まります。
「流しながら感じる髪の手触り(油分の残り具合)によってどう仕上がるか経験で覚え、あなたの好みに仕上がる感覚を覚えること」
それがあなたにとっての正解になります。
冷水締めの意味
冷水締めとは「お風呂から上がる最後に頭に水を浴びること」です。
これは「温まって溶けた油分を冷やして髪に定着させるため」に行います。
お風呂から上がる前はサッと頭に水を浴びてからあがってください。
正しい方法で乾かす
正しい乾かし方のポイントは次の2点になります。
①ドライヤーの温風は髪から10cm以上離してあてる
②最後に冷風をあてる
ドライヤーの熱は私達が思っている以上に高温で、髪からまったく離さずにあてると80~90℃になります。
髪は熱によるダメージを受けやすく、近づけたままあてると枝毛やパサつき・茶色になるといった髪のヤケドにつながってしまいます。
また、水に濡れたままの状態はキューティクルがはがれやすく、髪同士の摩擦ではがれてしまいます。
髪を正しく乾かすには「低温かつ素早く乾かす」という矛盾した2つを両立させる必要があるのです。
それを解決する方法が10cm以上離すことです。
乾かすときに最適な温度は60℃と言われ、ドライヤーは髪から10cmはなすと温風が70℃に下がります。
10cm以上は〝1cm離すごとに-10℃″と急激に下がるので、最低10cm離すことで60℃前後にすることができ、低温かつ素早く乾かすことができます。
余談ですが、CMにでる髪専門モデルの方は、もともと60℃の温風がでるドライヤーを少し離して使います。
日本一有名な髪モデルの淵江真由美さんは「綺麗な髪をキープするために温度はとても重要。」とおっしゃっています。
湯シャンに限らず、シャンプー・トリートメントの方も髪を乾かすときは〝いつもより少しだけドライヤーを離す気持ち″で使ってみてください。
それだけで髪が綺麗になっていきます。
最後に冷風ですが、冷水締めと同じ意味で「ドライヤーの熱で溶けた皮脂をあらためて定着させるため」にあてます。
温風で乾かしたら最後に冷風で締めてください。
ポイント
①湯シャンで1番重要なのはブラッシング。髪をとかす為だけではなく、『汚れを落とし、油分を毛先までいきわたらせるためにブラッシングする』。
②とかすときは『上から下にとかすだけでなく、下から上に、横に斜めにとかす』。そして『必ず根元から毛先に向かってとかす』。
③お湯洗いするときは『髪の根本にシャワーヘッドを近づけて洗う』。
④髪質を決めるのは油分の残り具合。『経験であなたの好みになる残り具合を知る』。
⑤お風呂から上がる前は『冷水で油分を頭に定着させる』。
⑥髪を乾かすときは『ドライヤーを髪から10cm以上離すことで60℃(最適な温度)になる。乾いたら冷風をあてる』。
湯シャンのメリット・よくある疑問
湯シャンのメリットは次の通りです。
- 合成洗剤を使わないため皮膚から添加物を吸収しなくてすみアレルギーが起きない。
- 皮脂を残すため乾燥肌が改善する。
- あなたの皮脂によって油分を補うため、どんな基礎化粧品よりあなたの肌になじむ。
- 肌荒れしない。
- ブラッシングによりついた微細な傷を治すため細胞が活性化する。
- 頭皮の血流が良くなる。
- 薄毛・抜け毛予防になる。
- 血流改善によりまぶたの腫れがひき目が大きくなる。
- 頭が冴える
よくある疑問
Q1.汚れは本当に落ちているのか?
現代の研究で日常生活で付く汚れの80%はブラッシングで取り除けることが実証されています。
排気ガスなどの空気汚染物質、花粉などのアレルギー物質、代謝で出たフケなど付着するものはブラッシングで取ることができます。
油分だけはブラッシングで完全に綺麗にすることができません。しかし、油分は湯洗いで落とすことができます。
Q2.においは臭くないのか?
汚れを取ることで「臭い」も「匂い」に変わります。
不快な臭いではなく、その人そのものの匂い。
それぞれの匂いで、脳が無意識に感じることができるフェロモンです。
臭いということはありません。
さいごに
お疲れ様でした~!
湯シャンを続けていくと、今までシャンプーをしてきたことが〝どれだけ不自然な感覚だったのか″に気づきます。
頭も手と同じ1枚の皮です。
手が汚れたときは石けんで洗うように、整髪料を使ったときはシャンプーで洗うくらいが丁度いいんです。
湯シャンに限らず不自然なことはいつかツケがきます。
それは生活習慣病であり、髪で言うと薄毛です。
そのとき湯シャンの知識がないと、良いシャンプーを探し、高額な天然成分オーガニックシャンプーを使えば改善すると思うでしょう。
しかし大切なのは、『たくさん栄養を与えて、甘えさせた環境をつくり守ること』ではなく、『ブラッシングやお湯洗いで細胞を活性化させ、あなたの油分でバリアを張った環境つくり、負けないよう内側を強くすること』です。
湯シャンは言い方を変えると「頭皮の筋トレ」です。
興味を持った方はやってみてください。
お読みいただきありがとうございました!
オンリーワン賢者・やはりオコメ